理事長・院長挨拶
理事長・院長 挨拶
2014年11月1日、鴨池の旧「なかむら内科」を現在の武岡に「アクラス中央病院」と病院名を改めて移転しました。今年で10年目を迎え、法人内・院内共に整備が進み患者様により良い医療を提供できる体制作りに日々励んでおります。
「2025年問題」と言われますが、団塊の世代の皆様が後期高齢者になる年で、急速に進む超高齢社会に対応するために、国は医療提供体制を再編する取り組みを進めています。
当院では①人間ドックや検診の強化、②MRI、CT、消化器内視鏡等最新の機器による画像診断、③認知症診療の強化、④回復期リハビリテーション病棟におけるリハビリテーション強化といった4つの柱を基本に診療を行っております。その中で本年度は特に回復期リハビリテーション病棟におけるリハビリテーション強化に力を入れています。
現在、日本リハビリテーション医学会専門医松元秀次先生に当院非常勤医としてご勤務いただいております。患者様のリハビリテーションはもちろんのこと、スタッフの教育にもご尽力いただき、最新の医療やサービスを患者様に提供する体制作りとさせていただきました。このことに伴い、痙縮でお悩みの患者様にボツリヌス療法を開始しました。痙縮でお悩みの方は一度ご相談ください。
また、敷地内を全面禁煙とさせていただき、禁煙外来も開始しております。当院へ来院される患者様はもちろんのことそのご家族やご友人の方々も当院の方針を理解いただき、禁煙にチャレンジしてみたい方はお問い合わせください。
当院の理念にもあります「FOR OUR BRIGHT FUTURE 明るい明日のために」、そして皆様には「ただ長生きする」ということだけではなく、早期診断・早期発見による「健康寿命を延ばす」ために、医師・看護師をはじめ職員一人ひとりが自ら研鑽をつみ、協働して「チーム医療」を実践し、患者様に安全で安心な医療を提供し信頼される病院であり続けるように取り組んでいきたいと考えています。
今後とも皆様のご支援、ご鞭撻のほど、心よりお願い申し上げます。
医療法人博康会アクラス中央病院
理事長・院長 中村 俊博
名誉院長 挨拶
2014年11月、鴨池のなかむら内科を武岡に移転して、アクラス中央病院を開設しました。 内科を柱に、放射線科、消化管・肝臓内科、リハビリテーション科および認知症科など幅広く診療しています。病床数107床で、月間外来患者数はおおよそ1,000名です。進歩した医療機器を使った診療により、地域の医療に貢献できるように努力してまいりましたが、おかげさまで、病院をご利用される方は年々増加しています。 CTは、精密精細な80列となり、胸腹部のルーチン検査、下肢動静脈疾患の診断にと大活躍しています。また、1.5Tの高磁場MRIは、強力な磁場により、認知症 脳血管障害 関節・骨の診断だけでなく、拡散強調画像(Diffusion weighted Image: DWI)を全身に用いたBody DWI法を可能として、PETに匹敵する腫瘍検出能力を発揮しています。
これらの医療機器の情報により、患者さんに必要な治療をきめ細かく考えることが可能になりました。消化管は電子スコープと光の波長を絞り、細胞レベルでの観察が可能な領域に近づいており、すでに粘膜の微細な構造レベルでは評価可能です。
鹿児島県の高齢者数は増加し、健康寿命は男女ともに鹿児島県は全国ベスト10に入り、高齢者に必要なリハビリテーションの患者さんはますます増えています。当院では日本リハビリテーション医学会専門医の松元秀次先生にご指導頂き、多数の若いセラピスト達により、回復期病棟が順調に機能できています。 さらに、これからの高齢化社会で避けて通れない認知症の分野では、当院の中村俊博理事長が認知症予防学会・認知症予防専門医を修得し、認知症診療はさらに充実してきました。
以上のように高度化医療の中で、これからも、心から信頼され、患者さん方のお役に立てる病院として、より一層の努力と工夫を重ねていきますので、よろしくお願いいたします。
医療法人博康会アクラス中央病院
名誉院長 石橋 和明