医療機器・設備(画像診断センター)
アクラス画像診断センター
当院では画像診断に力を注いでおり、内視鏡、MRI、CT、レントゲン、超音波、骨塩定量など多くの診断機器を揃え、内科疾患だけでなく様々な疾患の診断、また紹介患者様の画像診断も行っております。
- 内視鏡はオリンパス社の最上位機種を導入し、顕微鏡で組織を観察するのと同程度の高倍率&高性能カメラで身体への負担を大幅に低減しています。
- MRI装置は国内メーカーの新しい超電導装置を導入し、通常のMRI検査はもちろん、全身のがんを一度に調べる検査や認知症の早期発見に役立つ特別な検査も取り入れております。
- レントゲン装置は最も効率的にX線を検出できる最上位の機種を導入しております。この装置で撮影すると従来の被ばく量の半分以下で撮影することができるため、同じ検査を受けるときの負担が大幅に軽減できます。
- 超音波検査装置は国内メーカーのAI技術を活用した機能を搭載した機種を導入しており、高画質で観察できる利点を活かし、短時間で高診断能の検査を提供しています。
- CT装置は全身の撮像ができ、被患者様にとても優しい装置を導入し検査しています。国内メーカーの新型の装置を導入しており、低被ばくで高度かつ安全な検査を提供できるようにしております。
鹿児島中央駅からアクセスもよく、全身の精密検査ができる当院をぜひご活用ください。
導入装置の詳細は以下をご確認ください。
- 一般撮影装置(CANON社製) &FPD装置(CANON社製)
- X線デジタル透視装置(FUJI社製)
- CT装置(CANON社製)
- MRI装置(FUJI社製)
- 超音波装置(FUJI社製)
内視鏡装置
オリンパス社製 EVIS LUCERA ELITE
代表的な機能
- 拡大観察機能 …高倍率光学ズーム
高倍率の光学ズーム機能を搭載したスコープを搭載しています。NBIの組み合わせにより、病変の粘膜模様や毛細血管が鮮明に描き出され、より精密な拡大観察・診断をサポートします。 - 上部消化器スコープ GIF-H290Z
拡大倍率85倍の光学ズーム機能を搭載しながら、先端部外径9.9mmの細径化を実現。患者さんにやさしく、操作もしやすい拡大内視鏡です。光学設計の見直しにより、拡大時のピント合わせも容易になりました。 - 大腸スコープ CF-HQ290ZL/I
HQ画質、170°の広い視野角に加え、拡大倍率80倍の光学ズーム機能を搭載。挿入をサポートするRIT機能を搭載しており、観察を操作性を追及した拡大内視鏡です。
また、当院ではUCRを用いた炭酸ガス(CO2ガス)による大腸内視鏡検査を開始しました。これにより従来と比べて充分な送気による観察が可能になり、高周波メスによる治療もさらに安全に行なえるようになりました。そして術後の回復も数分以内で非常に速やかです。
炭酸ガスは空気に比べて極めて生体吸収性に優れている(空気のおおよそ200倍吸収され、肺呼吸により排出されます)ため、内視鏡観察時に拡張した管腔を速やかに収縮し、検査・手術後の苦痛を大幅に軽減します。
一般撮影装置
X線発生器:CANONメディカルシステムズ社製 MRAD-A25SC形 R-mini
X線を画像変換装置:CXDI-701C Wireless(FPD)
代表的な機能
- ピクセルピッチ125µmの高感度・高画質センサーを搭載しています。
- X線の制御の精度も高く、デジタル化されたフラットパネルディテクタ(CSI)により被ばくを抑えた撮影が可能です。
- 2秒以内高速画像表示のリアルタイム撮影が可能です。
- X線自動検出モードによりX線発生装置との結線不要な撮影が可能です。
X線デジタル装置
CANONメディカルシステムズ社製:Plessart ZERO
代表的な機能
- 連続してX線を出し続けるものではなく、オンとオフを交互に繰り返しながら透視像を得られるようになっているため、低被ばくで検査を受けることが可能です。
- 映像範囲(90cmストローク、I.I視野31cm)のワイドストロークとなっており、寝台の起度角度は+89°(立位)~-30°(逆傾斜)となっており、様々な検査に対応可能です。
CT装置
CANONメディカルシステムズ社製:Aquilion Lightning Helios Edition(80列)
代表的な機能
- 非常に薄い0.5mmスライスで広範囲を高速で人体の断面画像を収集することができ、小さな病変を正確に描出することが可能です。
- 最新の被ばく抑制機能「AIDR 3D Enhanced」の搭載により、少ない被ばく線量でも明瞭な画像を作成できるようになったため、患者様にとってより優しいCT検査を行うことが可能です。
- 3次元画像処理の高性能化により3次元立体画像、MPR画像(任意断面像)や冠動脈CT、大腸CT、内臓脂肪測定、肺機能測定が可能となっています。
- 内臓脂肪測定
極めて少ない線量で内臓脂肪の測定をすることができます。メタボリックシンドロームの診断基準にもなる内臓脂肪の割合や自身の肥満のタイプを知ることができます。 - 肺機能測定
喫煙等により肺の機能がどれだけ落ちているかを%表示で知ることができます。COPDや肺気腫の早期発見に有効です。
MRI装置
日立メディコ社製:ECHELON RX(1.5T)
代表的な機能
- 放射線による被ばくのない磁力を使った検査となっており、軟部組織や神経の描出に優れており、造影剤を使わずに血管を描出することもできます。
- 開口部は広く、奥行きは短くカラーリングやデザインも考慮して心理的圧迫感を軽減しています。
- テーブルは約45cmまで降下、ご高齢者やお身体がご不自由な方、お子様の負担を軽減しています。
磁石の仕様
- 1.5T(テスラ)
- Zero Boil-off
- パッシブシム+高次シミング
- 静磁場均一度(0.2ppm/40cm)
傾斜磁場システム
- 33 mT/m
- 100 mT/m/ms
- 20 kw(50kVA)
- 静音化システム搭載(防音材質+静音シーケンス)
- 最小スライス厚 0.05mm(聴神経:1mm(撮像時間2:59))
超音波装置
富士フィルムヘルスケア社:ARIETTA 650 DeepInsight
代表的な機能
- 「DeepInsight技術」というAIを活用したノイズ除去技術を搭載しており、微細な組織や複雑な組織構造をより明瞭に表現することが可能です。
- 「eFocusing LITE」というフルフォーカス機能で画像の均一性と感度の向上を実現し、視認性の高いみやすい画像を実現しています。
- Shear Wave Measurement(SWM)という機能で組織にせん断波を発生させ,伝搬速度(Vs)を計測することで臓器の硬さを定量的に評価できます。肝臓の脂肪化の程度を推定するための指標(ATT)も同時に計測することによって、脂肪肝・肝硬変の度合いを評価することが可能です。
骨塩定量装置
GEヘルスケア社製:X線骨密度測定装置PRODIGY
代表的な機能
- 極めて少ないX線を用いており、非常に低被ばくで検査を受けることが出来ます。
- ベッドに横になるだけで楽に受けていただきます。
- 腰椎・大腿骨の2か所をX線で測定することにより、超音波式や手関節測定よりとても正確です。
- 検査データは保存されてるので定期的な検査で経過もしっかりと診ることができます。
TOPICS
-
- 2015年10月に最新の骨密度測定装置(DEXA法)を導入いたしました。
- 2015年 6月に最新の内視鏡装置を導入いたしました。
- 2014年10月に最新のMRI装置を導入いたしました。
- 2016年8月に超音波装置(SIEMENS社製)を導入いたしました。
- 2018年5月にCT装置(CANON社製)を導入いたしました。
- 2023年6月に超音波装置(FUJI社製)を導入いたしました。
- 2024年1月に透視装置(CANON社製)を導入いたしました。
医療機器・設備
当院に導入されている医療機器、設備をご紹介いたします。
嚥下造影検査
摂食・嚥下障害の患者様に対し飲み込みの過程や状態を正確に評価するために、レントゲン室でX線を照射しながら行う検査です。
当院では入院時から嚥下障害をチェックし、誤嚥(ごえん:飲み込みの障害により誤って気管に食物が入ってしまうこと)の疑われる患者様に行っています。誤嚥は肺炎を繰り返し発症(誤嚥性肺炎)することがあり、健常者に比べ肺炎による死亡リスクが増加します。
この検査により、のどの形や飲み込み方に問題がないかを調べることができます。
また、患者様にとって最適な食事の際の体位や食物の状態(「とろみ」の程度やゼリー状などの食形態など)を検討することで誤嚥の診断・予防につながります。
低周波治療器 イトー ESPURGE
TENS(痛みを鎮静させる)、EMS(筋肉を刺激し運動を促す)、MCR(損傷部位の治癒を促進する)の3つの電気刺激モードと、各モードを組み合わせて治療ができるシーケンシャル機能を搭載。目的に合わせた多彩な設定ができ、治療の幅が広がります。脳卒中などで麻痺した手足が思い通りに動かせない場合、大脳から脊髄、筋へと興奮を伝える神経路の興奮水準が低い場合があります。その場合に、目標とする運動の実現を容易にする目的で電気刺激療法を用いることがあります。
低周波治療器 イトー postim
「NMES」「ESP-1」「ESP-2」の3つの治療モードを搭載。上下肢などにトータル的にアプローチできるNMESモードと、舌骨上筋群など小さい筋への電気刺激を目的としたESP-1モード、ESP-2モードの3つの治療モードを搭載。使う場所を選ばないコンパクトサイズで、手技との併用を可能にするFTスイッチやカウントダウン表示、予告音機能など、患者様やセラピストに配慮した細やかな機能を採用することで、目的に合わせた治療が行えます。運動療法に電気刺激を加えることで、より効果的なリハビリテーションを実現します。
ハイボルテージ電気刺激治療器 フィジオアクティブHV
瞬間的に高電圧の電流を流すことで、皮膚抵抗を最小限に抑え、刺激感の少ない深部到達を可能にしたハイボルテージ電気刺激療法。国内最小クラスのコンパクト性とハイパワー(peak 300V)を実現。疼痛の軽減や治癒促進に使用できます。Hi-Voltage波形によるEMSモード(ON/OFF・ランプアップ・ランプダウン)も搭載。リハビリでの筋萎縮改善や筋力トレーニングに使用できます。
JMS舌圧測定器
舌の運動機能を最大舌圧として測定する機器。
測定値は、口腔や嚥下の機能の低下に対して行うリハビリテーションの際、摂食嚥下機能評価等に関連する口腔機能検査の指標となります。
歩行神経筋電気刺激装置 電気刺激装置 NM-F1
下肢の神経・筋に電気刺激を与えて歩行機能を改善。質の高いリハビリテーションを実現します。中枢神経障害による下垂足に対し、歩行の遊脚期に筋肉及び下肢神経を電気刺激して、足を背屈させ歩行を改善し、また筋肉の再教育の促進、廃用性萎縮の防止又は抑制、関節可動域の維持又は増加、局部血流量の増加を主に目的として使用します。
人工炭酸泉(高濃度炭酸泉)
- 様々な生活習慣病に
高濃度炭酸泉(800~1000ppm)の効果がもっとも期待されるのが糖尿病や人工透析を受けている方の末梢血流障害で生じた足病変(壊疽、難治性潰瘍)や下肢の閉塞性動脈硬化症です。そのほか、難治性の褥瘡、高血圧、疲労回復、疼痛の緩和(筋肉痛・関節痛・腰痛)、関節リウマチ、リハビリなど、さまざまな症状・疾病に用いられ、臨床データが蓄積されつつあります。
- 疼痛緩和に
血液循環が良くなると、からだのあちこちにたまっている疲労物質(乳酸等)、疼痛物質、代謝老廃物などの回収が早まります。このため、患部にたまっている痛みの物質が代謝されやすくなるとともに、筋肉や靱帯などが柔軟になりますので、これらが痛みを和らげる作用につながると考えられています。なお、41℃の炭酸温浴では、神経の痛みの知覚を鈍化させる作用がさらに高まることが報告されています。